◆医学部自主退学(中途退学・放校・除籍)の方の保護者の方からの主なご相談内容
【ご質問1】
両親とも医師で、息子には是非、病院を継いで欲しいと願っていますが、在籍していた医学部を退学することになりました。他大学の医学部編入を受験することはできますか。
【清光からの回答】
医学部を中退、或は自主退学や除籍、放校の後、再度医学部への編入学は、各大学の募集要項によって異なりますが、現在の医学部に、2年以上に在籍され、所定の単位数を取得されておられる場合、医学部を自主退学や除籍、放校のご経験が有っても編入が可能な大学があります。また、国公立大学の理学部などを経由し、医学部編入を目指していただくことも可能です。清光までご遠慮なくご相談下さい。
【ご質問2】
息子が、医学部6年まで進級した後、医学部最後の試験で失敗しました。最近やっと精神的に立ち直り、今後の将来を考えるために、とりあえず大学卒業(学士取得)をさせて、将来に備えてほしいと考えております。どのような進路、再出発が可能でしょうか。
【清光からの回答】
一般編入学試験を実施している大学の、ご希望の学部の3年次一般編入学が可能です。大学を卒業(学士取得)し、就職を目指す方もいらっしゃいますし、大学院で研究職として活躍される方、学士編入制度を利用して国公立大学の医学部歯学部編入を目指す方もいらっしゃいます。医学部を中退、或は自主退学や除籍、放校となった場合でも、様々な進路がございます。御子息様の再スタートを全力でサポートさせていただきます。
【ご質問3】
子供が現在私立大学医学部の4年生に在籍していますが、5年生への進級を失敗して、今年で3年目になります。現在、自主退学の勧告を受けているようです。親としては、何とか医学部を卒業して欲しいと思っています。
本人としては、医学部に在籍するにしても今の大学に留まる事は嫌な様子です。
このまま、医学部を自主退学、中退、放校となっても他大学の医学部に移って国家試験受験まで進む良い方法はあるでしょうか。
【清光からの回答】
医学部医学科を自主退学・中退・放校された方が再度医学部へ戻る方法はあります。
例えば、東海大学医学部の一般編入学試験を受験して2年次への編入は可能です。
また、他大学の理学部等(国公立大学が望ましい)に編入し卒業後、国立の大学院経由で医学部へ編入学する方法もあります。いずれにしても、医学部への再チャレンジは可能ですのでご安心頂ければと存じます。
【ご質問4】
両親ともに医者です。息子も私立大学医学部に通っていましたが、今年放校となることが決定しました。息子はあまり医師に関心がなく、できれば医師ではなく他の医療系の職業に就きたいと考えているようです。他にはどのような進路選択が考えられますでしょうか。
【清光からの回答】
医学部中退から他の医療系の学部に編入することは可能です。
例えば薬剤師であれば、医学部からの中退者には単位取得状況に応じて三年次、四年次に編入できる薬学部もございます。その他にも、歯科医師を目指して歯学部編入も可能です。
【ご質問5】
息子を医療法人の後継者とするため、医学部に入学させましたが、留年を繰り返し放校となりました。
他に医療法人後継者はおらず、困っています。
【清光からの回答】
医療法人の後継は、歯科医師でも可能です。
まずは、歯学部編入を目指していただき、歯科医師免許を取得されるのが現実的な選択と言えます。
その後、必要に応じて国公立大学医学部編入を目指していただきます。